2008'03.23.Sun
……の、書いたのに省いちゃった部分がもったいなかったので再利用しにきました。貧乏性。
書く予定じゃなかった戦闘シーンを書き始めたら、思いのほか長くなってしまってどうしよう…という感じです。C.C.が出てこなければ終わらないというのに…まだ出てこない…(うう)
今月中は私生活が忙しくてあまり身動きが取れません;次の通販発送は月末~来月始になってしまいそうです。申し訳ないです。
またもや00に泣かされた週末でした…00、話を書くには知識がなさ過ぎるので駄目だけど、絵は描きたいな。早く自由な時間が欲しい(切実)
書く予定じゃなかった戦闘シーンを書き始めたら、思いのほか長くなってしまってどうしよう…という感じです。C.C.が出てこなければ終わらないというのに…まだ出てこない…(うう)
今月中は私生活が忙しくてあまり身動きが取れません;次の通販発送は月末~来月始になってしまいそうです。申し訳ないです。
またもや00に泣かされた週末でした…00、話を書くには知識がなさ過ぎるので駄目だけど、絵は描きたいな。早く自由な時間が欲しい(切実)
*-*-*-*-*-*
紅蓮弐式がルルーシュたちを追ってくる様子はない。ルルーシュの指示で北東に追い込まれたテロリストのKMFの救援に向かっているのかもしれない。あれに襲い掛かられては、ブリタニアのKMFなど軽く捻られてしまうだろう。
(その前にエナジーが尽きるか。何度輻射波動を使っていたかにもよる……アレが出てきたからには、近くにベースがあるはずだ)
『……あの、』
考えに没頭していたルルーシュの耳に、いくらか控えめな声が届いた。ふと目線を上げると、目の前にスザクの顔が映る。
「どうした?」
『どちらに行かれるおつもりですか』
「…………」
静かだが強張った声だった。紅蓮を沈めたあと、あのときと似た状況だとお互いに言い合ったばかりだ。彼もルルーシュと同じ表示の戦術パネルを見ているのだから、気になるのは当然だ。
ルルーシュはしばし無言でスザクの瞳を見つめた。紅蓮弐式を沈めシンジュクゲットーの奥へと走り出してから、彼はずっともどかしげな表情をしている。ルルーシュに言いたいことがあるのだろう。
「二手に分かれたい、のが本音だが、な。追い詰めたテロリストのKMF部隊に、先程の紅い奴が加わったらサザーランドでは歯が立たない」
ルルーシュが呟くと、スザクは目に見えて渋面を作った。
「二択だ、スザク」
『……二択?』
「確認を今にするか後にするか。あのときと同じなのかどうか」
意味に気付いたのか、スザクが更に顔をしかめる。
『後、というのは……具体的な策は……』
「これから考える。だが厳しいだろうな。だから迷ってるんだ」
『…………』
スザクがモニターの向こうで唇を噛むのが見えた。言葉少なではあるが、ルルーシュの意図は通じたのだろう。
カプセルの中身の確認と、KMF部隊の援護。その両方を成し遂げるには二手に分かれるしかない。
しばらく考え込んだ後、スザクは眉間の皺を濃くして口を開いた。
『どうぞご決断を。……従います。副総督のご命令とあらば』
まったくもって言葉と伴わない顔だった。彼の心の声が聞こえるならば、きっとルルーシュへの文句がつらつらつらと述べられているところだろう。戦闘後のフォローが必要だなと苦笑しつつ、ルルーシュはモニターの中の茶色い頭に指先を滑らせた。
紅蓮弐式がルルーシュたちを追ってくる様子はない。ルルーシュの指示で北東に追い込まれたテロリストのKMFの救援に向かっているのかもしれない。あれに襲い掛かられては、ブリタニアのKMFなど軽く捻られてしまうだろう。
(その前にエナジーが尽きるか。何度輻射波動を使っていたかにもよる……アレが出てきたからには、近くにベースがあるはずだ)
『……あの、』
考えに没頭していたルルーシュの耳に、いくらか控えめな声が届いた。ふと目線を上げると、目の前にスザクの顔が映る。
「どうした?」
『どちらに行かれるおつもりですか』
「…………」
静かだが強張った声だった。紅蓮を沈めたあと、あのときと似た状況だとお互いに言い合ったばかりだ。彼もルルーシュと同じ表示の戦術パネルを見ているのだから、気になるのは当然だ。
ルルーシュはしばし無言でスザクの瞳を見つめた。紅蓮弐式を沈めシンジュクゲットーの奥へと走り出してから、彼はずっともどかしげな表情をしている。ルルーシュに言いたいことがあるのだろう。
「二手に分かれたい、のが本音だが、な。追い詰めたテロリストのKMF部隊に、先程の紅い奴が加わったらサザーランドでは歯が立たない」
ルルーシュが呟くと、スザクは目に見えて渋面を作った。
「二択だ、スザク」
『……二択?』
「確認を今にするか後にするか。あのときと同じなのかどうか」
意味に気付いたのか、スザクが更に顔をしかめる。
『後、というのは……具体的な策は……』
「これから考える。だが厳しいだろうな。だから迷ってるんだ」
『…………』
スザクがモニターの向こうで唇を噛むのが見えた。言葉少なではあるが、ルルーシュの意図は通じたのだろう。
カプセルの中身の確認と、KMF部隊の援護。その両方を成し遂げるには二手に分かれるしかない。
しばらく考え込んだ後、スザクは眉間の皺を濃くして口を開いた。
『どうぞご決断を。……従います。副総督のご命令とあらば』
まったくもって言葉と伴わない顔だった。彼の心の声が聞こえるならば、きっとルルーシュへの文句がつらつらつらと述べられているところだろう。戦闘後のフォローが必要だなと苦笑しつつ、ルルーシュはモニターの中の茶色い頭に指先を滑らせた。
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