2009'06.08.Mon
…………。
ちょっと頭が沸いている咲良ですこんにちは。何だろう、今とっても話が書きたくて仕方ない。かといって集中して原稿をやるとかそういう精神状態でもなく、ただひたすら妄想してます。いったいいくつネタストック作る気だ俺。
てなわけでいつものごとく妄想をぶち込んでおきます(笑)スザルルばかり妄想するのは未だ最終回の熱が冷めないからでしょうかね。いや、アスキラに関しては次に書きたいネタがはっきりとしているので、もうそれにしか頭が働かないというのもあるかもしれない。アスキラはアスキラで書きたいシーンがいくつかあるのでそれを盛り込んで長編書きたいな…!(野望)
てなわけで以下の妄想はスザルルです。
ちょっと頭が沸いている咲良ですこんにちは。何だろう、今とっても話が書きたくて仕方ない。かといって集中して原稿をやるとかそういう精神状態でもなく、ただひたすら妄想してます。いったいいくつネタストック作る気だ俺。
てなわけでいつものごとく妄想をぶち込んでおきます(笑)スザルルばかり妄想するのは未だ最終回の熱が冷めないからでしょうかね。いや、アスキラに関しては次に書きたいネタがはっきりとしているので、もうそれにしか頭が働かないというのもあるかもしれない。アスキラはアスキラで書きたいシーンがいくつかあるのでそれを盛り込んで長編書きたいな…!(野望)
てなわけで以下の妄想はスザルルです。
いろいろカオス。微妙にSSS。意味不明。そして中途半端。
---------------
「っ、ルルーシュ……!!」
グギョギャギョン、という、何とも文字では表現しがたい音を発して扉が開かれた。自動であるはずの扉が制御不能になって更にグギョギョギョギョ、と妙な音を出している。うわぁ……と呟いたのは椅子に座っていたジノで、ひとつため息をつくと開けた本人には放置されたその扉の修復のため立ち上がる。
ちょうどジノの影で見えなかった彼の顔が視界に入ってきて、今にも泣き出してしまいそうな緑色の瞳とばっちり目が合って、呼ばれた張本人――ルルーシュは気まずそうに顔を背けた。
「……っ」
肩で息をしているところを見るとここまで走ってきたのだろうか。ゆっくりと近づいてきて、けれど何も言わない彼にほんの少し恐怖が生まれてちらと視線を投げる。
ばちり。また目が合う。今度は泣きそうではなくて怒り心頭という様子の瞳に出会って、再び目を逸らす。ああやっぱりなとルルーシュは心の中でだけ嘆息した。
しかしいつまで経ってもスザクは何も言わず、気付けばジノは扉を何とか直したらしく壁に寄りかかってこちらを見ている。助けを求めるように目を向ければ、にやりと笑んで彼は唇の動きだけで「おだいじに」と呟いて外へ出て行った。
見捨てられた!
一瞬絶望したが、ジノがいたからと言ってどうなるものでもない。いやむしろ第三者がいたほうが色々ややこしくなるのでジノの行動は正しかった。
意を決してもう一度顔を上げ、まあ座れ、と椅子を勧めようと――して、ルルーシュははっと目を瞠った。
「よかったっ……!」
突然、スザクががくりと膝をついた。と同時に彼はルルーシュの手を握って顔を伏せてしまう。その顔が蒼白だったのを見てしまった後で、その事実に呆然として、ルルーシュは咄嗟に反応が出来なかった。
「スザ、ク」
「……なに!」
あ、やっぱり怒ってる。返ってくる声は怒りを含んだものだ。
だが彼の顔は上がらない。しかも、小刻みに震えている背にまで気付いてしまって、ルルーシュはふっと身体の力を抜く。
「何て聞いてきたんだ」
「君が負傷して、帰ってきたって!見たら蜃気楼のコックピットが真っ赤で、床には点々と赤い跡が残ってて、ア、アーニャが、泣いてて」
「アーニャが?」
「いつもと同じ、表情で、ただずっと、ぼろぼろ涙流してて。守れなかった、って」
「ああ……」
責任を感じているのか。普段感情を見せない彼女を思ってルルーシュは瞳を翳らせた。ああ、謝らねば。彼女のせいではない。誰のせいでもない。誰かのせいだというのなら、それは自分の。
「悪かった」
「……何故俺に黙って出撃したんだ、ルルーシュ」
動揺がおさまったらしい彼が、低い声でそう呟く。
「言い訳は、したくない」
「言い訳じゃない!どうして、そうやって隠そうとする!」
顔を上げたスザクの頬を、あいている片手で撫でる。白い顔はまだ色が戻ってこない。彼がどれだけ喪うことを恐れるか知っていたはずだったのに、実際目にするまで気にも留めなかった。
「時間がなかった。それだけなんだ。お前を呼び出している時間が惜しかった」
「馬鹿じゃないのか君は!」
「わかってる。……ごめん、スザク。俺はここにいる。生きてるよ」
「当たり、前、だ……っ」
くしゃっと崩れた表情に、あ、泣く、と眉根を寄せる。
ブリタニアの白き死神と呼ばれるナイト・オブ・セブンからは想像できないだろうその様子。不謹慎だと思いながらも、そんな彼の様子が嬉しいと思っている自分がいる。
彼の感情が自分に向かっているのが嬉しい。こうして自分のことを心配してくれるのが嬉しい。
泣くかと思った彼の瞳はルルーシュの想像に反して乾いたままで、涙のかわりにルルーシュに与えられたのは、暖かい彼の腕だった。怪我を労わってか、抱きしめる腕はやわらかく力が弱い。もっと強くても大丈夫だと伝えるように背に腕を回してぎゅっと抱き返してやれば、スザクはそっと力を込めてきた。
その気遣いに少し笑う。あたたかい、と呟けば、生きているから、と返事が返ってくる。
「ルルーシュ」
愛しげに紡がれるその名を恨んだこともあった。捨てたいと思ったこともあった。呪われた名の意味を変えてくれたのは、今熱を与えてくれている彼だ。
「頼む、から……」
小さく、紡がれる言葉。
「守らせて……」
理解しあえたその日に、君を守るよと子供のように笑った彼を思い出して、瞳を閉じる。
「お前がいないと、やっぱり駄目だな」
柔らかい癖毛に頬を寄せて囁けば、スザクはまた少し、抱きしめる腕に力を入れてくる。
「お前がいなければ、俺は生きられないみたいだ」
ひゅ、と息を呑む音が聞こえた。沈黙してしまった彼に、何かまた変な方向に捉えたかと心配しかけたルルーシュの耳に、答えが告げられる。
「……それは、君だけじゃ、ない」
通じていたことにほっとして、そしてその後、ルルーシュは驚きに目を見開いた。
ちゅ、と耳元で濡れた音。そして。
「……君が僕と、同じ気持ちならいいのに」
抱擁を解いて、そう力なく笑った彼は、酷く哀しそうな顔をしていた。
---------------
ルルinラウンズ
---------------
「……何だ、それは」
C.C.の言葉にスザクはゆっくりと顔を上げた。
生気の感じられない青白い頬。ぼんやりとしたその相貌にそぐわぬ鋭い眼光がこちらを見た。底冷えのするエメラルドグリーンは精彩を欠き、もはやかつての『枢木スザク』ではなくなっていた。
「言った通りだよ。本当のことを、教えてくれ」
降りかかる雨が互いを濡らす。最初から傘など持っていなかったスザクはすでに全身びしょ濡れだった。持っていた赤い傘を、まるで敵だとでもいうようにスザクに払い除けられたC.C.もまた、空の流す雨をその身に受けていた。
「本当か嘘か。そんなもの、最初からわかっていたことだろう」
「わかっていた。嘘の世界。嘘の関係。嘘のぬくもり。じゃあ、ここにいる俺は何だ!」
「わかりきったことを聞くな。枢木スザク、その存在以外にお前に名があるとでも?」
「ここに在る『本当』は、俺とお前だけなのか!」
いつか、壊れる――それはわかりきっていたことだ。己だけが真実を知るこの世界で、己が望み創り出した偽りの中で、ぬるい幸せに浸っているあの男を見守ること。幸せかもしれない。安堵もあるだろう。だが決定的に足りないものがある。
「答えてくれ、C.C.……」
「…………」
望む言葉を告げるのは容易い。
今にも頽れそうな彼を見つめ、C.C.は心の中で彼を哀れんだ。
「『本当』は、私とお前だけじゃない」
はっと目を見開いた彼に、今度は微かに目を細め表情にも哀れみを出す。
真実など、自分にだってわからない。だが、確実に言えるのは。
「異質なのは、私とお前。『本当』は、私とお前以外。……これで満足か」
「っ……」
返る言葉はなかった。
ああ、こうして、世界はまた滅びに向かう。愛しい者を失い、生きる目的すらなく、ただ静かに終焉へと。最初からそう運命められていたかのように。
雨の音が少し弱くなる。濡れて重くなった衣服が張り付くが、C.C.は微動だにせず目の前で立ち尽くす男を見つめていた。それは義務ゆえだっただろうか、憐憫だっただろうか、……それとも。
どれくらいそうしていただろう。
やがて、ゆっくりと、スザクが動いた。手のひらをこちらへ差し出すその仕草に、C.C.は眉をひそめる。見遣った先の瞳は、先程よりも光を取り戻しているように見えた。
「契約を、C.C.」
「……何?」
問い返す意味がわからない、とでも言うように顔をしかめた彼は、次の瞬間口端を吊り上げ不恰好な笑みを作った。そしてその刹那、C.C.は彼の意図に気付く。
「生きる、理由が欲しいのか」
「ああ」
「死にたくないと、思うんだな」
「ああ」
「ギアスの呪いでは足りないか」
「手段が足りない」
「愚かだな」
「理解ってる。でも他に方法が思いつかない」
「肉体を守れても、精神は守れない」
「……それでもいいよ」
言葉は穏やかだった。恐ろしいほどに。
「お前は馬鹿か」
「よく言われる。この馬鹿、って」
「…………」
「自分でも馬鹿だと思う。でもこれが、『僕』だから」
何故、と訊ねることもできただろう。だがC.C.は黙して差し出された彼の手を見つめた。崩壊寸前だった彼を、再び支えた強い光は何だろう。
C.C.は言葉を発したわけではなかったが、スザクは静かに、今度は目元ごと、微笑を浮かべて呟く。
「愛してる。そう、伝えたいだけなんだ……」
ルルーシュ。
スザクの唇が、彼の名を形作った。
---------------
smile in your face...?
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「っ、ルルーシュ……!!」
グギョギャギョン、という、何とも文字では表現しがたい音を発して扉が開かれた。自動であるはずの扉が制御不能になって更にグギョギョギョギョ、と妙な音を出している。うわぁ……と呟いたのは椅子に座っていたジノで、ひとつため息をつくと開けた本人には放置されたその扉の修復のため立ち上がる。
ちょうどジノの影で見えなかった彼の顔が視界に入ってきて、今にも泣き出してしまいそうな緑色の瞳とばっちり目が合って、呼ばれた張本人――ルルーシュは気まずそうに顔を背けた。
「……っ」
肩で息をしているところを見るとここまで走ってきたのだろうか。ゆっくりと近づいてきて、けれど何も言わない彼にほんの少し恐怖が生まれてちらと視線を投げる。
ばちり。また目が合う。今度は泣きそうではなくて怒り心頭という様子の瞳に出会って、再び目を逸らす。ああやっぱりなとルルーシュは心の中でだけ嘆息した。
しかしいつまで経ってもスザクは何も言わず、気付けばジノは扉を何とか直したらしく壁に寄りかかってこちらを見ている。助けを求めるように目を向ければ、にやりと笑んで彼は唇の動きだけで「おだいじに」と呟いて外へ出て行った。
見捨てられた!
一瞬絶望したが、ジノがいたからと言ってどうなるものでもない。いやむしろ第三者がいたほうが色々ややこしくなるのでジノの行動は正しかった。
意を決してもう一度顔を上げ、まあ座れ、と椅子を勧めようと――して、ルルーシュははっと目を瞠った。
「よかったっ……!」
突然、スザクががくりと膝をついた。と同時に彼はルルーシュの手を握って顔を伏せてしまう。その顔が蒼白だったのを見てしまった後で、その事実に呆然として、ルルーシュは咄嗟に反応が出来なかった。
「スザ、ク」
「……なに!」
あ、やっぱり怒ってる。返ってくる声は怒りを含んだものだ。
だが彼の顔は上がらない。しかも、小刻みに震えている背にまで気付いてしまって、ルルーシュはふっと身体の力を抜く。
「何て聞いてきたんだ」
「君が負傷して、帰ってきたって!見たら蜃気楼のコックピットが真っ赤で、床には点々と赤い跡が残ってて、ア、アーニャが、泣いてて」
「アーニャが?」
「いつもと同じ、表情で、ただずっと、ぼろぼろ涙流してて。守れなかった、って」
「ああ……」
責任を感じているのか。普段感情を見せない彼女を思ってルルーシュは瞳を翳らせた。ああ、謝らねば。彼女のせいではない。誰のせいでもない。誰かのせいだというのなら、それは自分の。
「悪かった」
「……何故俺に黙って出撃したんだ、ルルーシュ」
動揺がおさまったらしい彼が、低い声でそう呟く。
「言い訳は、したくない」
「言い訳じゃない!どうして、そうやって隠そうとする!」
顔を上げたスザクの頬を、あいている片手で撫でる。白い顔はまだ色が戻ってこない。彼がどれだけ喪うことを恐れるか知っていたはずだったのに、実際目にするまで気にも留めなかった。
「時間がなかった。それだけなんだ。お前を呼び出している時間が惜しかった」
「馬鹿じゃないのか君は!」
「わかってる。……ごめん、スザク。俺はここにいる。生きてるよ」
「当たり、前、だ……っ」
くしゃっと崩れた表情に、あ、泣く、と眉根を寄せる。
ブリタニアの白き死神と呼ばれるナイト・オブ・セブンからは想像できないだろうその様子。不謹慎だと思いながらも、そんな彼の様子が嬉しいと思っている自分がいる。
彼の感情が自分に向かっているのが嬉しい。こうして自分のことを心配してくれるのが嬉しい。
泣くかと思った彼の瞳はルルーシュの想像に反して乾いたままで、涙のかわりにルルーシュに与えられたのは、暖かい彼の腕だった。怪我を労わってか、抱きしめる腕はやわらかく力が弱い。もっと強くても大丈夫だと伝えるように背に腕を回してぎゅっと抱き返してやれば、スザクはそっと力を込めてきた。
その気遣いに少し笑う。あたたかい、と呟けば、生きているから、と返事が返ってくる。
「ルルーシュ」
愛しげに紡がれるその名を恨んだこともあった。捨てたいと思ったこともあった。呪われた名の意味を変えてくれたのは、今熱を与えてくれている彼だ。
「頼む、から……」
小さく、紡がれる言葉。
「守らせて……」
理解しあえたその日に、君を守るよと子供のように笑った彼を思い出して、瞳を閉じる。
「お前がいないと、やっぱり駄目だな」
柔らかい癖毛に頬を寄せて囁けば、スザクはまた少し、抱きしめる腕に力を入れてくる。
「お前がいなければ、俺は生きられないみたいだ」
ひゅ、と息を呑む音が聞こえた。沈黙してしまった彼に、何かまた変な方向に捉えたかと心配しかけたルルーシュの耳に、答えが告げられる。
「……それは、君だけじゃ、ない」
通じていたことにほっとして、そしてその後、ルルーシュは驚きに目を見開いた。
ちゅ、と耳元で濡れた音。そして。
「……君が僕と、同じ気持ちならいいのに」
抱擁を解いて、そう力なく笑った彼は、酷く哀しそうな顔をしていた。
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ルルinラウンズ
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「……何だ、それは」
C.C.の言葉にスザクはゆっくりと顔を上げた。
生気の感じられない青白い頬。ぼんやりとしたその相貌にそぐわぬ鋭い眼光がこちらを見た。底冷えのするエメラルドグリーンは精彩を欠き、もはやかつての『枢木スザク』ではなくなっていた。
「言った通りだよ。本当のことを、教えてくれ」
降りかかる雨が互いを濡らす。最初から傘など持っていなかったスザクはすでに全身びしょ濡れだった。持っていた赤い傘を、まるで敵だとでもいうようにスザクに払い除けられたC.C.もまた、空の流す雨をその身に受けていた。
「本当か嘘か。そんなもの、最初からわかっていたことだろう」
「わかっていた。嘘の世界。嘘の関係。嘘のぬくもり。じゃあ、ここにいる俺は何だ!」
「わかりきったことを聞くな。枢木スザク、その存在以外にお前に名があるとでも?」
「ここに在る『本当』は、俺とお前だけなのか!」
いつか、壊れる――それはわかりきっていたことだ。己だけが真実を知るこの世界で、己が望み創り出した偽りの中で、ぬるい幸せに浸っているあの男を見守ること。幸せかもしれない。安堵もあるだろう。だが決定的に足りないものがある。
「答えてくれ、C.C.……」
「…………」
望む言葉を告げるのは容易い。
今にも頽れそうな彼を見つめ、C.C.は心の中で彼を哀れんだ。
「『本当』は、私とお前だけじゃない」
はっと目を見開いた彼に、今度は微かに目を細め表情にも哀れみを出す。
真実など、自分にだってわからない。だが、確実に言えるのは。
「異質なのは、私とお前。『本当』は、私とお前以外。……これで満足か」
「っ……」
返る言葉はなかった。
ああ、こうして、世界はまた滅びに向かう。愛しい者を失い、生きる目的すらなく、ただ静かに終焉へと。最初からそう運命められていたかのように。
雨の音が少し弱くなる。濡れて重くなった衣服が張り付くが、C.C.は微動だにせず目の前で立ち尽くす男を見つめていた。それは義務ゆえだっただろうか、憐憫だっただろうか、……それとも。
どれくらいそうしていただろう。
やがて、ゆっくりと、スザクが動いた。手のひらをこちらへ差し出すその仕草に、C.C.は眉をひそめる。見遣った先の瞳は、先程よりも光を取り戻しているように見えた。
「契約を、C.C.」
「……何?」
問い返す意味がわからない、とでも言うように顔をしかめた彼は、次の瞬間口端を吊り上げ不恰好な笑みを作った。そしてその刹那、C.C.は彼の意図に気付く。
「生きる、理由が欲しいのか」
「ああ」
「死にたくないと、思うんだな」
「ああ」
「ギアスの呪いでは足りないか」
「手段が足りない」
「愚かだな」
「理解ってる。でも他に方法が思いつかない」
「肉体を守れても、精神は守れない」
「……それでもいいよ」
言葉は穏やかだった。恐ろしいほどに。
「お前は馬鹿か」
「よく言われる。この馬鹿、って」
「…………」
「自分でも馬鹿だと思う。でもこれが、『僕』だから」
何故、と訊ねることもできただろう。だがC.C.は黙して差し出された彼の手を見つめた。崩壊寸前だった彼を、再び支えた強い光は何だろう。
C.C.は言葉を発したわけではなかったが、スザクは静かに、今度は目元ごと、微笑を浮かべて呟く。
「愛してる。そう、伝えたいだけなんだ……」
ルルーシュ。
スザクの唇が、彼の名を形作った。
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