2009'06.24.Wed
ブログへのリンク場所を変えたらアクセス数ががくっと落ちました。ブログはずしちゃったんですか、っていう問い合わせもあったし…いきなり消えたのでブログ自体がなくなったと思われている…かもしれない?いやはや、予告なしでそういうことをしてすみません;移動場所に気付いてくださった方ありがとうございます(深々)
何だか色々なことにイライラしていて、何でだろうと思ったら月イチの女の子の事情が関係してました(笑)あー、やだなあ。イライラしてしまう自分にイライラしてしまうというこの悪循環。そして唐突に哀しくなったり。情緒不安定にもなるからこの時期いやだわー。
中途半端な妄想をひとつ、続きに放り込んでおきます。直接描写はないものの、やることやってるスザルルですのでご注意。しかもなんだか薄暗いです。あんまり幸せではないです。むしろ痛い…?(精神的に)
そんなわけで今日も元気に妄想しつつ、一日頑張ります!(笑)今日は忙しいんだ…!でも頑張るっ!
何だか色々なことにイライラしていて、何でだろうと思ったら月イチの女の子の事情が関係してました(笑)あー、やだなあ。イライラしてしまう自分にイライラしてしまうというこの悪循環。そして唐突に哀しくなったり。情緒不安定にもなるからこの時期いやだわー。
中途半端な妄想をひとつ、続きに放り込んでおきます。直接描写はないものの、やることやってるスザルルですのでご注意。しかもなんだか薄暗いです。あんまり幸せではないです。むしろ痛い…?(精神的に)
そんなわけで今日も元気に妄想しつつ、一日頑張ります!(笑)今日は忙しいんだ…!でも頑張るっ!
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ぐ、と腰を引き寄せると、彼は明らかにびくりと身体を跳ねさせた。先程から逃げようとするその様子からもわかる。彼は、こんな行為を、望んでいない。
(なのに、どうして)
僅かに苛立つ心をなだめることもできず、スザクは小さく舌打ちをした。それが組み敷いた彼を更に怯えさせるものだとわかっているのに。
「……ルルーシュ」
小さく名前を呼べば、きつく閉じられていた瞼が上がる。揺れる瞳で自分を見つめるその相貌は微かに青白かった。
無理をしているのは明白なのに、それでも。
「へいきだ……、続けろ、よ」
掠れた声はこの行為の先を促していて、震える腕はスザクの首に絡みついた。
何故、と問いかけることはやめてしまった。何を考えているのかと問い詰めることも諦めた。
彼が望んでいるのは枢木スザクという存在そのものであり、こうして交わす熱でも心でもない。これは、おそらく、自分を繋ぎとめるための儀式にしか過ぎなくて――それが、抜けない棘となってスザクの心臓に突き刺さっている。
(この痛みで、死ねたらいいのに)
好きだ、という言葉が欲しかったはずだった。
伝え合ったそのときの高揚感は今でも覚えているし、彼と初めて唇を合わせたときの限りない幸福感も忘れられないほど色鮮やかに脳裏に浮かぶ、のに。
「……っ、」
歯を食いしばって頭を振る。目尻に流れた汗がぽたぽたと彼の肩口に落ちた。きつい内壁はスザクを拒絶しようと動き続けていて、青ざめたままのルルーシュの顔を見るに、彼の快楽までは程遠い。
それでもこの行為をやめないのは、もう今しかないからだ。今しか、意味を持つものにならないからだ。
(それでも、)
これが正しいのかと言われたら、スザクは大きく首を横に振るだろう。
正しくなどない。こんな、気持ちの伴わない行為なんて、する価値もない。
「は……」
吐き出す息はただ熱いだけではなく、別のものを上へと押し上げてきた。
目が、熱い。
(僕は、君が好きだった)
今だって好きだ。何もかも奪い尽くして彼を征服してしまいたいほどに。ルルーシュもスザクのことを好きだと言ってくれた。こんな気持ちは初めてでよくわからないのだと、顔を真っ赤にしながら言ってくれた。
ただそうして、何の思惑も絡まぬそのときに、すべてを奪ってしまえばよかった、のだ。
「スザ、ク……」
けれどそうしなかったのは、彼の中に不審な影があったからだった。何かを隠している。それが何であるか見極めるまでは衝動で彼を抱いたりしないのだと決めていた。そういうものをぜんぶひっくるめて、ルルーシュと言う人間を愛したいと思っていた。ただそれだけだった。
スザクがもっと鈍かったら、こんなことにはならなかったのだろうか。
ルルーシュが自分を利用するために近付いてきたのだと、すべて計算だったのだと知らずにいれば良かったのか。
彼のいいように利用されてやれば、こんな、身体と心がばらばらになった状態で彼を抱くこともなかった、のか。
(……悔しい。……苦しい)
こんな状態で彼とひとつになることが。
「スザク、好き、だ……」
「……ッ、」
こんな風に、哀しそうな顔で微笑って自分を受け入れる彼を見ることが。その、本心と思惑が絡み合った言葉を聴くのも。
(痛い……)
何もかもがスザクの全身を苛んで行く。
一度彼を疑ったときから、彼が真実を話してくれなかったときから、彼が吐く言葉はどれが本当でどれが嘘だかわからなくなっていった。信じるという気持ちは彼が隠す事実によって徐々に砕かれ、今ではもう小さな欠片程度しかない。
この行為が終わったとしても、自分とルルーシュの立場に変化はないだろう。けれどおそらく、お互いを想う気持ちにズレがある今の状態で身体を繋げたことは、関係の変化を齎す。
(僕はもう、君を抱くことはない)
これが最後だと思う。
ルルーシュはスザクを利用していた。誰でも良かったわけじゃないのはわかっている。彼が彼の意思でスザクを選び、この関係を望んだのだとわかっている。だがそこには、彼ではない、もっとどろどろした世界の思惑が絡み付いていた。
枢木という名を持っていた自分を、恨んだのはこれが初めてだ。
世界各国に散らばる遺跡と王を守る守護者の血筋。ギアスという名の魔女の呪いを解き放ち、彼の目的を――彼の唯一の肉親である少女を救う力を手に入れる手段。
魔女と契約したルルーシュ。その契約の履行のためスザクに近付いた彼。まんまと罠にかかって彼を愛した自分。
彼の大事な少女を……ナナリーを救うタイムリミットは、もう、
「……あ、……っ」
震えた彼の瞳からはずっと涙が流れていた。それは生理的なものなのか、痛みのせいなのか、悲願が成就する喜び故なのか。それとも。
(いいよ、)
眉根を寄せ唇を噛み、スザクは熱を帯びた彼の身体を強く抱き寄せた。
(もう、すべてを君にあげるから)
最後まで擦れ違ったままの心は、ここで終わり。
(奪って行けばいい。枢木スザクの持つもの全部)
君を好きだという気持ちも、すべて。
「ルル、シュ……」
内部に注ぎ込まれた熱いそれに反応して、小刻みに身体を震わせていたルルーシュの額に口付ける。
終わったよ。
感情の篭らない声でそう告げると、彼は顔を歪めて微笑った。
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直接描写なしでどれだけ伝えられるか(笑)
設定はめちゃくちゃなんですが、ただ単に互いに好きなのにとある理由で感情の伴わない行為を強いられた二人、特にスザクのぐるぐるぶりを書きたかっただけです…;しかしその「とある理由」が思い浮かばなかったのでちょう適当(笑)裏設定としてはルルーシュは思惑云々とは別にものすごくスザクが好きなんだけど、今更スザクに言っても信じてもらえないからと、なら一度だけでもと思ったとか思わないとか(ごにょ)←適当設定なので曖昧(笑)
ぐ、と腰を引き寄せると、彼は明らかにびくりと身体を跳ねさせた。先程から逃げようとするその様子からもわかる。彼は、こんな行為を、望んでいない。
(なのに、どうして)
僅かに苛立つ心をなだめることもできず、スザクは小さく舌打ちをした。それが組み敷いた彼を更に怯えさせるものだとわかっているのに。
「……ルルーシュ」
小さく名前を呼べば、きつく閉じられていた瞼が上がる。揺れる瞳で自分を見つめるその相貌は微かに青白かった。
無理をしているのは明白なのに、それでも。
「へいきだ……、続けろ、よ」
掠れた声はこの行為の先を促していて、震える腕はスザクの首に絡みついた。
何故、と問いかけることはやめてしまった。何を考えているのかと問い詰めることも諦めた。
彼が望んでいるのは枢木スザクという存在そのものであり、こうして交わす熱でも心でもない。これは、おそらく、自分を繋ぎとめるための儀式にしか過ぎなくて――それが、抜けない棘となってスザクの心臓に突き刺さっている。
(この痛みで、死ねたらいいのに)
好きだ、という言葉が欲しかったはずだった。
伝え合ったそのときの高揚感は今でも覚えているし、彼と初めて唇を合わせたときの限りない幸福感も忘れられないほど色鮮やかに脳裏に浮かぶ、のに。
「……っ、」
歯を食いしばって頭を振る。目尻に流れた汗がぽたぽたと彼の肩口に落ちた。きつい内壁はスザクを拒絶しようと動き続けていて、青ざめたままのルルーシュの顔を見るに、彼の快楽までは程遠い。
それでもこの行為をやめないのは、もう今しかないからだ。今しか、意味を持つものにならないからだ。
(それでも、)
これが正しいのかと言われたら、スザクは大きく首を横に振るだろう。
正しくなどない。こんな、気持ちの伴わない行為なんて、する価値もない。
「は……」
吐き出す息はただ熱いだけではなく、別のものを上へと押し上げてきた。
目が、熱い。
(僕は、君が好きだった)
今だって好きだ。何もかも奪い尽くして彼を征服してしまいたいほどに。ルルーシュもスザクのことを好きだと言ってくれた。こんな気持ちは初めてでよくわからないのだと、顔を真っ赤にしながら言ってくれた。
ただそうして、何の思惑も絡まぬそのときに、すべてを奪ってしまえばよかった、のだ。
「スザ、ク……」
けれどそうしなかったのは、彼の中に不審な影があったからだった。何かを隠している。それが何であるか見極めるまでは衝動で彼を抱いたりしないのだと決めていた。そういうものをぜんぶひっくるめて、ルルーシュと言う人間を愛したいと思っていた。ただそれだけだった。
スザクがもっと鈍かったら、こんなことにはならなかったのだろうか。
ルルーシュが自分を利用するために近付いてきたのだと、すべて計算だったのだと知らずにいれば良かったのか。
彼のいいように利用されてやれば、こんな、身体と心がばらばらになった状態で彼を抱くこともなかった、のか。
(……悔しい。……苦しい)
こんな状態で彼とひとつになることが。
「スザク、好き、だ……」
「……ッ、」
こんな風に、哀しそうな顔で微笑って自分を受け入れる彼を見ることが。その、本心と思惑が絡み合った言葉を聴くのも。
(痛い……)
何もかもがスザクの全身を苛んで行く。
一度彼を疑ったときから、彼が真実を話してくれなかったときから、彼が吐く言葉はどれが本当でどれが嘘だかわからなくなっていった。信じるという気持ちは彼が隠す事実によって徐々に砕かれ、今ではもう小さな欠片程度しかない。
この行為が終わったとしても、自分とルルーシュの立場に変化はないだろう。けれどおそらく、お互いを想う気持ちにズレがある今の状態で身体を繋げたことは、関係の変化を齎す。
(僕はもう、君を抱くことはない)
これが最後だと思う。
ルルーシュはスザクを利用していた。誰でも良かったわけじゃないのはわかっている。彼が彼の意思でスザクを選び、この関係を望んだのだとわかっている。だがそこには、彼ではない、もっとどろどろした世界の思惑が絡み付いていた。
枢木という名を持っていた自分を、恨んだのはこれが初めてだ。
世界各国に散らばる遺跡と王を守る守護者の血筋。ギアスという名の魔女の呪いを解き放ち、彼の目的を――彼の唯一の肉親である少女を救う力を手に入れる手段。
魔女と契約したルルーシュ。その契約の履行のためスザクに近付いた彼。まんまと罠にかかって彼を愛した自分。
彼の大事な少女を……ナナリーを救うタイムリミットは、もう、
「……あ、……っ」
震えた彼の瞳からはずっと涙が流れていた。それは生理的なものなのか、痛みのせいなのか、悲願が成就する喜び故なのか。それとも。
(いいよ、)
眉根を寄せ唇を噛み、スザクは熱を帯びた彼の身体を強く抱き寄せた。
(もう、すべてを君にあげるから)
最後まで擦れ違ったままの心は、ここで終わり。
(奪って行けばいい。枢木スザクの持つもの全部)
君を好きだという気持ちも、すべて。
「ルル、シュ……」
内部に注ぎ込まれた熱いそれに反応して、小刻みに身体を震わせていたルルーシュの額に口付ける。
終わったよ。
感情の篭らない声でそう告げると、彼は顔を歪めて微笑った。
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直接描写なしでどれだけ伝えられるか(笑)
設定はめちゃくちゃなんですが、ただ単に互いに好きなのにとある理由で感情の伴わない行為を強いられた二人、特にスザクのぐるぐるぶりを書きたかっただけです…;しかしその「とある理由」が思い浮かばなかったのでちょう適当(笑)裏設定としてはルルーシュは思惑云々とは別にものすごくスザクが好きなんだけど、今更スザクに言っても信じてもらえないからと、なら一度だけでもと思ったとか思わないとか(ごにょ)←適当設定なので曖昧(笑)
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